シイラをフライフィッシング「チームなごみ」

青木丸の船長が、

「まだ、ちょっと早いんだよ。
シイラは魚編に「暑」って書くだろ。
もっと、もっと暑くないと駄目なんだ。

梅雨の時はね~、
表面が真水の時もあるし、
少し水温が低いから、下に潜っている時間が長いんだよ。

でも、まあ今日は良かったじゃね~。」

と大きな声で説明してくれました。

快晴の元、
日本一小さなフライショップ「なごみ」の
2015年度シイライベントが始まりました

とにかくシイラの釣りは楽しい!
今年の梅雨は本格的で、約1ヶ月間曇り空が続いていたけど、
前日から晴れてきて、7月11日土曜日は朝から快晴

まずは、日本一小さなフライショップ「なごみ」の遠藤店長にお礼を述べたい。
店長が企画してくれたおかげで、
こんなにも楽しい釣りを知ることができ、
そして豊かな時間を過ごすことができたことに感謝!
「チームなごみ」のメンバーにも感謝です。

シイラの季節が始まりました。
三浦半島長井漆山港 を早朝5時30文に出航

港を出る時は、全員が緊張気味で、
なんとも言えない雰囲気が漂う。
これって、何だろう?

僕は、シークロの船には数えられないくらい乗っているし、
学生時代には33フィートのヨットのクルーもしていたから、
船に乗るのは普通の人よりも多いし、慣れている筈。

でも、なんだろう?
シイラの船に乗り込む前には、
何とも言えない異常な興奮を覚える。

その「高まりの理由は」
多分・・・
「漁船」で「声の荒い船長」が居るからだと思う。

クルーザーとかボートだとかは、
遊びと言うか、レジャー的な感覚だけど、
漁船は=操業って感じがあって、
しかも船長の声が大きいから、何だか漁師になった気がする。

船は違うけど、出航直前の360度天空画面がこれです。

シイラ釣り 出撃直前、青木丸の船を待つ「なごみ」メンバー 20150711快晴「三浦半島長井漆山港 」 – Spherical Image – RICOH THETA

今回の船は「青木丸」ではない。
何でも、親父が亡くなって名義変更が終わっていない為、
青木丸を出すことが出来ないとのこと。

船の名前は・・・・
うん?
なんだってけ?

船が出ると、
「チームなごみ」のメンバーは
それぞれ自分のお気に入りの場所に座る。

T松さんは、決まって最後部
そして、ポッパーのついたフローティングラインを出して、
「ハーリング(船の動力を使ってフライを流して魚をする方法)

今年は、なんと、ハーリングでシイラを2匹ゲット

最初の1匹目がこれです。

最初、シイラが釣れているとは思わなかった。
だから「何が釣れたの?」ととぼけて質問をしている。
やっぱり、名人のやることは違うね~

最初の1匹目を釣っている時、
「ついてる! ついてる! もう1匹ついてる!」
と誰かが大きな声で騒いでいたけど、
この動画を見ると、確かに「もう1匹」いる。

T松名人、この後、もう1匹ハーリングで釣っている。
まあ、カメラの準備も充分に出来ていなくて、
紐が映っているけど、まあ良しです。


連続してハーリングで釣ったのではない。
何回かのお祭り
(シイラが群れで船に集まり大騒ぎになるシイラ祭り)
の後だった気がする。

とにかく1日中興奮しているから、
何が、どのタイミングで起こったのかは、定かではない。
とにかく、これが2匹目です。

船長のコメントにある様に、
「お祭り」は無く、
シイラの姿は確認出来るものの
全般的に反応は余り良くなかった。

まず大きな驚きは、鳥山を一度も見なかったこと。
いや、鳥の山などと言うより、鳥を見なかった。
せいぜい2羽から3羽の集まりを、3から5回見た程度。

大きな海の上にほぼ1日居て、
鳥の数が10羽から15羽しか見ていないというのは
相当異常なことだ。

船長は、
「鳥が居ないってことは、イワシが居ないってことだ。
 イワシの居ない場所には、絶対鳥は集まらね~
 この海には、今、イワシが居ないってことだよ」

ええっ?
イワシが居ない・・・?

船長から、もう少し正確に話を聞けばよかったのだが、
多分想像するに、イワシが表面に出てきていないということだと思う。
だって、相模湾にイワシが居ないということはあり得ないから・・・

僕の知っているシイラの船釣りは、
撒いたイワシにシイラの群れが寄ってきて
散水の場所を中心にして、次から次にシイラが釣れる。

船の中は異様な高揚感に包まれ、
興奮の坩堝になる。
これが、僕の知っている「シイラ釣りのお祭り」

乗船して30分位した時に
最初のパヤオ(浮き座礁)が見えた。
もう、パヤオが見えた時点から、
全員がそわそわしてきて、それこそ「戦闘態勢」に入る。

このパヤオ、釣った人、居たのかな~?
時間のある人は是非見てほしい。
最初のパヤオの興奮は、こんな感じで始まります。

(船の上での雰囲気は充分伝わりますが、
 ばらし2回で22分48秒と長いです)
 ↓

僕が撮影に使っているウェアラブルカメラは、
パナソニック「HXG500」
携帯式なので、撮影時間に限りがあり、
電池は約1時間30分。

だからパヤオ(浮き座礁)までの移動中は常に電源を切る。

まあ、良くあることだが、
対象魚のボイルや姿が見えると、
「即、釣り」に取りかかる。

その時、カメラのことは忘れている。
概ね、思い出すのはファイトの最中。
(時にはランディングした後のこともある)

今回、最初のパヤオでは、シイラは居たけど、活性が低く
フライを見切るか、銜えて直ぐに吐き出すかで、
途中でばらすことが2回もあったから、
浮遊物の脇でシイラの姿を見た時には
直ちにフライを取りだしキャスティングを始めた。

カメラのことを思い出したのは
フッキングしてファイトし始めたころなのだが、
その後、G藤名人の取り込みを手伝ったりして、
結構面白い動画が撮れている。

(5分の間に、シイラの取り込みが3匹撮影されている。
 今回のシイラ釣りで最も盛り上がった瞬間。
  俺 → G藤名人 → 俺 )

それから、
O金さんが「生餌」でシイラを釣ったシーンもある。
最初はサバを付けていたけど釣れなくて、
途中からカタクチイワシにしたら釣れた。

今回のO金さんは、
ルアーの「ティージング」でも釣っちゃったし、
「生餌」でも釣っているし
フライで釣るのは見ていない・・・・

これが、O金さんの「生餌」フィッシング

T松名人の水中動画はもう1本ある。
これは、準備をしていたから、紐など邪魔なものは映っていない。

勿論、これはハーリングで釣ったのではなく、
キャスティングして釣っている。

皆の注目を集めて釣りあげた大物です。
これは、凄いよ!
最後は大物の取り込みで終了です。

メンバー全員の360度天空画面。
 ↓

シイラ釣り「なごみ」メンバー 20150711快晴「三浦半島長井漆山港 」 – Spherical Image – RICOH THETA