今年はシイラの釣りを5回予定している。
すべて「日本一小さなフライショップ「なごみ」」の企画。
その中の1回は大きなトーナメントです。
「チームなごみ」でエントリーしており、
他のチームにはサンスイ新宿、サンスイ横浜、サンスイ・・・と、
世界一大きなフライショップがエントリーしている。
日本一小さなフライショップが
「世界一大きなフライショップ」に挑むという構造が素晴らしい!
僕の海フライは趣味だから、トーナメント出場など経験はない。
でも、最近シーバスのトーナメントなら
ば出ても良いかな~と思いはじめていたので、
良い機会だと思っている。
なんでも、J?A?とかいう世界標準となっている「規格」があり、
そのレギュレーションに合わせないと失格になるとのこと。
このJ?A?とかのことはシークロの竜ちゃん(升田キャプテン)が詳しい。
彼は、何個か記録を持っているそうだ。
さて、サンスイ横浜には加瀬さんという有名な海フライマンがいる。
何度かお店で見たことがあったのだが、
雑誌に掲載されていたので驚いた。
雑誌フライフィッシャーで「海フライ」の連載をしていた。
勿論、我が船頭の岡本さんも載っている。
その海フライの連載を別冊に纏めた「ソルティー・トークス」に
加瀬さんが出ている。
お店で見たこともあったので、
記事をじっくりを読んだら、
「あれま~、僕の常識とは全く違う」ことが書かれている。
シイラ用のフライは
「大きい」「太い」「光る」
という三原則があると思っていたのだが、
加瀬さんは
「小さい」「細い」「動く」
これが大切だと書いてある。
この記事を読んで、加瀬さんに話が聞きたくなった。
それと、記事に出ているフライの材料も欲しい。
思い込んだら、直ぐに行動する私なので、
加瀬さんの記事をコピーして、
次の日にはサンスイ横浜に向かった。
僕は「日本一小さなフライショップ「なごみ」の遠藤店長に
日頃から色々お世話になっているし、
海フライの師匠でもある訳なので、
他のフライショップで材料を買うのは気が引ける。
でも、まあ、敵情視察ではないけど、
シイラ釣りの大先輩であり、経験者からの話を聞けるのは
我がチームの釣果につながると思い、気を取り直した。
そして、加瀬さんに色々とアドバイスを頂き、
更にライニングまでしてもらった。
最初に紹介するのが
「サンスイ横浜」の加瀬さん自信作「ヘビー・コーンヘッド・パケ」
カツオの一本釣りの漁師が使う「パケ」をイメージしているそうだ。
だから、ヘッドを「赤」にしてある。
意外なのは、この細さです。
シイラという大きな魚、そして真イワシなど20cm位ある餌を想像すると
もっと大きなフライになりそうなのだが、この程度が良いとのこと
さて、次のは・・・
加瀬さんの「ヘビー・コーンヘッド・パケ」を
宮坂アルティメット・スーパースペシャルに改良したバージョン
作り方は同じなのだが、マテリアルを代えて、
より「真イワシ」に近いイメージにした。
三つ目は、キャンディースタイル
実は、加瀬さんからもう一つ、とっておきのレシピを教えてもらっている。
それが・・・
「カツオ・キャンディー」
シイラではなく、カツオが出た時に使うフライなので、
餌も真イワシではなく、カタクチイワシを疑似し、
大きさも7~8cm程度
機会があれば紹介するが、
本物のカタクチに見える。
最後は、昨年実績のあるクラウザーミノー
加瀬さんの「小さい」「細い」「動く」という記事に
正直、驚きを思えたが、実は・・・納得する箇所が多かった。
昨年、シイラを何本も釣っているが、
大半僕はクラウザーミノーで釣っている。
なごみの仲間達は、大きくて、太くて、ぎらぎらしたフライを使っているから
シイラの釣りは、それが3原則だと思っていたけど、
しかし、僕にはクラウザーミノーの方が実績が多い。
もともと、シイラの釣りは全く知識が無かった。
だから、シーバス用のフライにタングステンのアイを付けて、
サイズを最大限にて現地に入った。
活性が高い時は、
「大きくて、太くて、ぎらぎら」でも連れていた。
しかし、徐々に見切られて、反応が悪くなった時、
この下のフライ ↓ には反応した。